今の大人が子供だったとき、歯医者さんは「痛くなってから行くところ」でしたが、今はちがいます。
若いお父さんお母さんとその子供は、虫歯や歯周病の「予防」に歯医者さんに通っています。
痛いなどの症状がなくても定期的に歯医者さんでクリーニングをするのが「予防歯科」です。
定期的に通うと、大きくなる前の虫歯を発見できるので、治療が簡単で、回数も少なく終らせることが出来ます。
クリーニングをすると歯がツルツルになります。
当院が、東大島、大島、北砂、東砂、小松川のみなさんの「お口のホームドクター」になれたら幸いです。
歯が抜ける原因の約半分が「歯周病」
歯の喪失の原因
出典:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」
歯周病は、歯を支えている骨が歯周病の毒素で溶ける感染症です。
自覚症状なく進むため、気付いた時には重症になっていて、抜歯しなくてはならないこともあります。
目指せ!80歳で20本の歯!~8020運動
8020運動とは「80歳になっても20本以上自分の歯を残そう!」という運動です。
この運動が始まった当初は、80歳で20本の歯がある人は20%にも満たなかったのが、平成28年には約半数までに増えました。
「年取ったから歯が抜けるのは仕方がない」
いいえ、そんなことないのです。
定期的な歯のクリーニングで、おじいちゃんおばあちゃんになってもおいしくご飯をたべることができます。
虫歯も歯周病は、予防できる病気です。
予防歯科先進国のスウェーデンは、75歳で平均19.5本の歯が残っています。
どうしたら歯を残せるの?
「そうきいたら、確かに魅力的だな」
では、どうやったら歯が残るのでしょうか?
その答えが「3~4ヶ月に1回、定期的に歯科医院でメンテナンス」なのです。
欧米では「治療」ではなく「メンテナンス」に力を入れたことによって、国民の残っている歯の本数がに向上したのです。
歯周病予防法 その1 毎日の歯磨き
可能な限り自分の歯は自分で守っていきたいもの。
予防の上で一番大切なのは、日々のブラッシングです。
あまり硬いの歯ブラシは使わないで、力を入れず小刻みに磨きます。
また、1つの歯に時間をかけ、歯と歯ぐきの境目も忘れずに。
デンタルフロスで歯と歯の間もきれいにします。
磨き方で、わからないところ、迷っているところがあったら、ぜひご相談下さい。
歯周病予防法 その2 PMTC
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning:プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)という言葉をご存知でしょうか?
歯のクリーニングのプロ、歯科衛生士(国家資格です)による専門の機械での歯のクリーニングです。
バイオフィルム(ばい菌同士がタッグを組んでしまった状態の歯垢)を破壊し、ブラッシングでは行き届かないプラークをすべて除去できます。