「歯磨きのたびに血が出る」
「なんか、歯がユラユラしているんだけど・・」
「歯茎が赤くて腫れぼったい」
それは、歯周病(歯槽膿漏)かもしれません。
歯周病菌は、歯周病菌が歯を支えている骨(歯槽骨:しそうこつ)を溶かします。
なので、歯を失う原因の1位は、虫歯ではなくて「歯周病」なのです。
歯の喪失の原因
出典:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」
歯周病は、痛くないのでどうしても放ったらかしにしがちです。
痛くなくても、ジワジワ進行していきます。
サイレントディジーズ(Silent Disease:静かなる病)と呼ばれる所以です。
実はもっと怖いのは、歯周病菌が飲み込まれたり歯ぐきの毛細血管から血管に進入し、全身に回ることです。
全身に深刻な影響を及ぼす歯周病菌
歯周病菌は、全身疾患の一因になることが最近の研究でわかってきています。
具体的には、
1.狭心症・心筋梗塞(歯周病菌が血管内でプラークを作り、血管を硬くします)
2.脳梗塞
3.糖尿病(歯周病菌がインスリンの働きを邪魔する)
4.妊娠性歯肉炎(女性ホルモンが歯周病菌を刺激する)
5.低体重児早産(胎盤を通して歯周病菌が直接感染する)
6.誤嚥性肺炎(原因になる多くの細菌は歯周病菌)
7.骨粗鬆症
いかがでしょうか?
どれもなりたくない病気ばかりです。
歯医者さんが出来ることは、お口の中の管理だけではありません。
全身の健康のために、お手伝いできることがあるのです。
詳しくは、当院スタッフにぜひお尋ねください。