「こないだアイス食べたとき、とてもおいしかったのに、歯にしみて、せっかくおいしいアイスが台無しだった・・」
歯がしみる理由は、「知覚過敏」です。
知覚過敏ってどうしてなるの?
歯の一番表面の「エナメル質」は神経がありませんが、その下の「象牙質」は神経があります。
エナメル質が削れたり、歯ぐきが下がって象牙質が露出すると知覚過敏が起きます。
では、なぜエナメル質が露出するのでしょう?
1.間違った歯磨きや磨き過ぎ
エナメル質の傷つく理由の第1位は「磨きすぎ」です。
硬い歯ブラシでゴシゴシ歯磨きすると、歯ぐきが下がり、歯の根元が露出してしまいます。
2.歯周病
歯の根元はエナメル質がとても薄いので、象牙質が露出して知覚過敏になります。
3.「歯ぎしり」や「くいしばり」
実は近年、知覚過敏の最大の原因ではないか?と言われています。
歯ぎしりや食いしばりは、ストレスで無意識にしているケースが多く、歯医者さんが歯の状態を診て判断されるケースが多いのです。
4.酸
歯は人の体の中で一番硬い場所ですが、「酸」には弱いのです。
唾液は「酸」を中和しますが、いつも食べものが口にあると口の中は「酸性」のままで「中性」に戻れません。
するとエナメル質が溶け、知覚過敏になります。
原因が分かったら、原因にあった治療を一緒に進めていきましょう。
歯石を取りたい
歯石取りをしても、しばらくするとまた着いてくる歯石。
そんな歯石ですが、なんと2~3日で出来てしまいます。
それもそのはず、歯石の素は唾液に含まれる「カルシウム」と「歯垢」なのです。
歯石は虫歯や歯周病、さらには口臭の原因で、歯の根の奥に向かって付着するので、溜めずに早め早めの歯石取りが重症化を防ぐ「カギ」です。
親知らずが痛い
親知らずは18歳臼歯とも言われ、18~20歳頃生えてきます。
お口の一番奥にあるため、歯磨きが行き届かず虫歯や歯周病になりやすいのです。
また、あごが小さい場合、親知らずがまっすぐ生えてこないケースもあります。
抜かなくてもいい場合も、抜いたほうがいい場合もあります。
「どう判断するの?」
当院では、患者さんのお口の状態や年齢によって総合的に判断します。
大まかな判断基準は下記のとおりです。
抜かなくていい
痛みがない
まっすぐ生えている
歯ぐきがかぶってない
噛み合っている
抜いたほうがいい
噛み合う歯がない
親知らずの前の歯が虫歯になりやすい
痛い
親知らずQ and A
親知らずを抜いた後、大変だったという話を聞いたことがある方もいらっしゃるのでは?よく患者さんから聞かれることをQ&Aにまとめました。
分からないことが少しでも減って、不安も減ればうれしいです。
Q.親知らずを抜くタイミングは?
A.腫れる事がありますので、時間的・精神的に余裕のあるときをお勧めします。
Q.どれくらい腫れますか?
A.腫れは、体の刺激に対する正常な反応で、2日くらいで収まります。
痛みは、1~3日間続く方もいますが「あまり痛くなかった」という方もいます。
下の親知らずを抜く場合、骨に埋まっていたりすると2週間くらい痛むこともありますので「痛み止め」を処方しますので大丈夫です。